脳 出 血
1.概 要




2.症 状




3.原 因








4.治療法






5.予防医学
 と腸内細菌
脳の血管が破れ出血し、血液が脳組織をおかす突発的で死亡率の高い疾患である。この出血が脳組織の動脈および静脈で発生すると脳出血と言い、脳とクモ膜との間(クモ膜下腔)で発生するとくも膜下出血と言う。


出血部位と出血量により差異があるが、一般的には突然意識を失い嘔吐し昏睡する軽度の場合は数時間で意識を戻すが、運動マヒ、知覚マヒ、言語障害が残る。また意識を失い2日以上昏睡状態の続く時は重賞で非常に危険である。


脳出血-脳出血のほとんどは高血圧性脳出血であるので、第一の危険因子は
      高血圧である。高血圧に加えて、血管(脳内小動脈)に血管壊死
      と言う変化が起きると、それが小動脈瘤に進展し、何らかの誘因
      によって破壊して脳出血を起こす。この他血管腫、動静脈瘻、
      白血病脳腫瘍なども原因となる。
クモ膜下出血-最も多い原因は脳動脈瘤で、50~97%2を占め、
      動静脈奇形が1~10%。この他に成人型モヤモヤ病または
      原発生以外の原因として脳外傷等があるがわずかである。


発作があった場合、安静にし、衣服を暖め、頭を冷やす。口の中に分泌物がある場合、出来るだけ除去する。医師による治療は、酸素吸入を行い、抗生物質、抗けいれん剤、脳圧降下剤を投与し、この後程度により手術を行うか、マッサージ、電気治療法などを行う。運動、知覚障害などの後遺症を防ぐ為に、治療後すみやかにリハビリを行う。


脳出血の主要リスクファクターは高血圧である。血圧の高い人は、食塩の過剰摂取、寒冷刺激、過労、心身のストレスなどを避けるよう、日頃から注意すべきであり、必要があれば医師の指導により降圧剤を服用し続け血圧をコントロールしなければならない。
一方、腸内細菌は複雑な発現機構を持つ高血圧症にも意義ある作用を有している事が確認されている。
すなわちSHRと呼ばれる遺伝型自然発症高血圧ラットにヒト由来の腸内細菌から取り出した菌株を経口投与すると、明らかな血圧の低下が見られ、この菌株による高血圧に対する本質的な作用が期待されている。したがって脳出血の予防・治療に対しても、この菌株の意義は大いに注目されている。

次にクモ膜下出血の主要原因は脳動脈瘤であるが、その発生には高血圧と動脈硬化が深く関わっている。
腸内細菌は上記に述べたように高血圧と深く関わっているが、動脈硬化とも密接な関係が有り、腸内細菌の一属ストレプトコッカスの中には動脈硬化の改善と予防に意義を持つものと期待される菌株が存在している(脳梗塞の項参照)

したがってクモ膜下出血の予防と治療に対しても、腸内細菌は大きな意義を持つものと考えられる。


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